読書でクリティカルシンキング(批判的思考力)を鍛えよう!
クリティカルシンキングとは?
クリティカルシンキングは、感情や主観に流されずに物事を判断しようとするプロセスです。
この世の中の全ての現象は絶えず変化しています。
そのため、前例や慣習に縛られた思考は通用しません。
- なぜ?
- どうして?
このように、自らの頭で考え続けて最も正しい解答を導き出していかなければなりません。
クリティカルシンキングは正しい情報をキャッチし、効率的に正しい結論を導くための「考える基盤」として役に立つのです。
読書でクリティカルシンキングを鍛える
現代では必要不可欠となっている能力、「クリティカルシンキング(批判的思考力)」は読書によっても鍛えることが出来ます。
今回はその方法についてご紹介します。
①道徳としての読書から抜け出す
まず1つ目は道徳としての読書から抜け出すことです。
日本の国語教育では、いい本は必ず何らかの人生訓を教えてくれるという考えが根付います。道徳じゃないの?と思うほど。
例えば、特定の権威者が決めた課題図書を読み、正しい感想文を書かせるというもの。
これでは、クリティカルシンキングは鍛えられませんよね。
日本以外の先進国では、国語はクリティカルシンキングを養成するカリキュラムのことを指すらしい。
道徳のような国語教育を受けてきたせいで、
「本に書かれていることは絶対だ」「答えはこれしかない!」(ちょっと大袈裟…)
のように柔軟な考えができない人が多いのではないでしょうか。
読書でクリティカルシンキングを鍛えるには、まず「道徳としての読書」を抜け出しましょう。
「なぜこういえるんだ」「自分だったらどう思う?」と質問しながら読むことが大切です。
②質問読みをする
「質問読み」とは、その名の通り常に質問を考えながら読むことです。
みなさんは、本の情報を鵜呑みにしてはいませんか?
文章を「そうなんだ」とただ素直に受け入れているだけでは、クリティカルシンキングは鍛えられません。
「どうしてなんだろう?」「なぜこう言えるの?」と質問を持ちながら読むことによって、記憶にも残りやすくなりますし
情報を鵜呑みにせずに考える力(批判的思考力)をつけることが出来ます。
質問読みの方法
質問読みの方法を紹介します。
①質問になる部分を探す
まず、質問になる部分を探します。
「なぜ、こうなるんだろう」
「なんで、自殺してしまったんだろう」
②質問とその回答をノートなどにメモ
質問と回答をメモしましょう。全部やると膨大な量になるので、残したいものだけでもいいと思います。
クリティカルシンキングを行う際に大事なのは
「目的や前提を明確にすること」です。
メモは知識としてストックされクリティカルシンキングをする際に役立ちます。
③多読する
クリティカルシンキングを鍛えるには、できるだけ多くの考えに触れ、自分なりの考えを持つという訓練が必要です。
勉強でも、スポーツでも、仕事でも、数をこなすことは必ずやりますよね。
それと同じで、クリティカルシンキングを鍛えるためには、何度も行って思考順序を頭に焼き付ける必要があります。
量が質を作るんですよ!!
まとめ
まとめるとこんな感じ(笑)
①道徳としての読書から抜け出して、②常に質問を考えながら、③たくさん読みましょう
最後まで有難うございました!