知っておきたい!犬の痒がるしぐさの理由とパターン
知っておきたい!犬の痒がるしぐさの理由とパター痒がるしぐさから皮膚炎やその他の病気を発見することができることもあるので、把握しておきましょう!!
この記事では、
- 犬の痒がるしぐさの理由
- しぐさのパターン
痒がるしぐさをする理由
犬は体の表面の刺激や不快感が気になり体をかいています。
犬の痒がるしぐさの理由は大きく分けて2つ考えられます。
- 体の表面の違和感
- 皮膚炎やその他の病気
順に説明します。
1.体の表面の違和感による痒み
犬の肌は敏感なので、皮膚表面の刺激や不快感を感じるとすぐに体をかきます。
例えば、
- 洋服を着させたとき
- シャンプーの洗い残しがあるとき
- 体についた汚れや水分、おしっこが気になるとき
このような時に犬は体に違和感を感じ体をかきます。
2.皮膚炎やその他の病気による痒み
かゆがるしぐさが続く場合、病気を疑いましょう。
- 疥癬
- 膿皮症
- 結膜炎【目】
- 外耳炎
- アレルギー性皮膚炎
- マラセチア皮膚炎
などにより痒がっている可能性があります。
見分け方
病気による痒みなのかどうか、判断するポイントをいくつかご紹介します。
①かいている部分に炎症がないか
皮膚が赤くなっていたり、ふけが大量に出ていたら要注意。
②いつも同じ部分をかいていないか
決まって同じ場所ばかりかいていたら要注意。
③長時間かき続けてはいないか
声をかけていったん中断させても、すぐにかきはじめていたら要注意。
もしこの3つのうち一つでも当てはまっていたら、獣医さんに相談してみましょう。
+ストレスによる痒み
体に異常がないのにストレスで体をかいている可能性もあります。
これが続いてしまうと、舐めたり噛んだりする行為が皮膚炎などの病気につながります。
愛犬の精神状態をチェックしてみましょう。
痒がるしぐさのパターン
痒がるしぐさのパターンはたくさんあります。
代表的なしぐさのパターンをご紹介します。
こいぬすってっぷ
①後ろ足でかく
後ろ足のつま先で耳や首元をかくしぐさです。
犬って器用ですよね…
②壁や床に体をこすりつける
自分の足では届かない部分が痒い時にみられるしぐさです。
③舌でなめる
足先やお腹に不快感を感じ舌でなめることがあります。
④歯で噛む
痒みがある場所を噛むことがあります。
噛んでいる部分の皮膚が傷つき、そこから雑菌が入り込んで炎症を起こす恐れがあるので要注意です。
まとめ
痒がるしぐさから皮膚炎やその他の病気を発見することができることもあるので、日頃から愛犬をよく観察しておくことが大切です。
犬が痒がる原因はドックフードやダニの寄生、シャンプーの仕方など…たくさん考えられます。
もし、愛犬の痒がるしぐさが続くようでしたら
できるだけ早く獣医さんに相談しに行きましょう。
参考:いぬのきもち(2020年3月号)