素振りで得られる効果/効果的な練習方法
素振りは基本であり、強打者になるためには欠かせない練習です。1人でもできる練習なので、取り組み次第では周りの選手に大きな差をつけることができます。
しかもバットが一本あればできるので、まだ野球を始めたばかりの人でもできる万能な練習なのです!!
「素振りで得られる効果」と「効果的な練習方法」について書いていきます。
練習する前に、練習の効果を理解しておくことが大切です。
素振りで得られる効果
素振りで得られる主な効果を3つご紹介します。
効果①スイングスピードが上がる
素振りをするとスイングスピードが上がります。
繰り返しバットを振ることで、スイングに必要な筋肉がつくからです。
素振りは技術習得と体力を同時に鍛えることができるので、まだウェイトトレーニングができない小学生や中学生に特にオススメです。
効果②フォームを固められる
これは言うまでもないと思いますが、素振りはフォームを固めることができます。
よく少年野球や中学野球の監督が「打席でフォームの事を考えるから打てないんだ!」と選手を叱っていますよね。僕も何回か言われたことがあります
特に調子の悪い時は打席でフォームのことを考えてしまうんですよね(汗
フォームの事を考えてしまうと、相手の配球を考えたり、タイミングを合わせることなどに集中できなくなるので打率がどんどん下がってしまいます
打席で無駄なことを考えずに投手との戦いに集中するためにはフォームを固める必要があります
フォームを固めるのに素振りは非常に有効です。繰り返しバットを振って、理想のスイングを身体で覚えましょう
効果③練習の予習ができる
打撃の上達にはより実践に近い練習を積むのが一番です。しかし、実践練習は全体練習の限られた時間でしか出来ないので、1回1回の練習を濃密にしなければなりません。
練習前に予習をすることで、濃密な実践練習にすることができます。
素振りは1人で練習できて、尚且つ少ない道具でできるので場所や時間の制約を受けません。
ですから、予習には素振りが最適です。
「明日の練習ではインサイドアウトを意識するぞ!ボールの内側を叩く!素振りでバットの軌道を確認しておこう」 このように次の練習で何かを意識をしたり、試す事を決めて素振りで予習をしておけば練習の効果が上がるのは間違いありませんね!
効果的な素振り
効果的な素振りの仕方を4つご紹介します。
①コースを9分割に分けて素振りをする
まず一つ目は
内角ー高め、真ん中、低め
真ん中ー高め、真ん中、低め
外角ー高め、真ん中、低め
に分けて素振りをする練習法です。それぞれのコースを意識して素振りを行うことで、どんなコースにボールがきても対応できるようになります。
苦手なコースは振りにくく感じることがあるので、重点的に練習しましょう!
②打撃フォームを撮影して確認する
スマートフォンのカメラをつかって打撃フォームを撮影してみましょう
感覚だけでは分からなかった改善点が見つかります。
また、定期的に動画を撮っていれば、もし調子を落としても調子が良い時の動画をみれば
早くに調子が悪い原因が分かるかもしれません。
スマートフォン用の三脚がAmazonで2000円くらいで売っているので、
誰かに撮影を頼むのが面倒でしたら買いましょう
「Multi video」というアプリを使えば、2つの動画を同時にみれるので
フォームの比較がし易いのでおススメです。
(Multi video 芋小僧の自主練)
③片手で素振りをする
片手で素振りをすると下半身の使い方を身に付けることができます。
腕だけでスイングをしようとすると上手くバットを振れません。
ポイントは上半身の力を抜いて下半身の力で振ることです。
トップハンドとボトムハンドのそれぞれの使い方を理解して取り組むと尚いいですね!
片手で素振りをした後に両手で振ると力強いスイングができるのが分かると思うので実践してみてください
④軽いバットで素振りをする
軽いバットで素振りをする目的は ヘッドを走らせる感覚を養うことです。
ノックバットや100円ショップに売っているプラスチックバットなど普段のバットより軽ければ何でもいいです。
軽いバットを振るときのポイントは100%の力で振らないことです!
人にもよりますが、大半の人が本気で振った時より7割程度の力で振った時の方がヘッドが走っている感覚を感じることができると思います。
60~70%の力で振る気持ちで素振りしてみてください
軽いバットを使ってヘッドが走る力感覚を身に付けましょう!
また、インサイドアウトで振らなければ軽いバットは強く振れないので、
自然とインサイドアウトの練習にもなります
インサイドアウトのメリットはインコースが打ちやすくなることやスイングスピードが上がる等たくさんあります!ぜひ実践してみてください
まとめ
素振りはバット1本で誰でも簡単にできるため軽視されがちですが、 取り組方次第では確実に打撃を上達させることができます。
積極的に練習メニューに取り入れましょう!
今回ご紹介した内容が少しでもお役に立てたら嬉しいです。